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ストリップ ステレンボッシュ.jpg

ステレンボッシュ

オランダ東インド会社が貿易船の食糧補給基地としてケープを開拓し始めた頃、1679年に総督としてシモン・ファンデルステル(Simon van del Stel)がケープにやってきました。

 

彼は到着早速、農地に適した新しい土地を探すため、兵士を引き連れて内陸に向かいました。見つけた川をさかのぼると、山の谷間に入っていくところに、川で流された土砂が堆積した肥沃な土地を発見しました。彼は、そこが水が豊富にあり、植物が豊かに育つ耕作地として最適な場所だと確信しました。

 

その半年後、8組の家族がこの地に移り住み、土地を開墾し小麦を植え始めました。これによって、この地がケープタウンに次いで2番目のヨーロッパ人入植地となりました。しばらくは穀物栽培を中心に行っていましたが、次第にブドウ栽培も行われるようになりました。

 

オランダ人が開拓したこの町には、ケープダッチ様式の古い屋敷が多く残っていて、歴史遺産として保護されています。屋敷には、ケープタウンにある住宅同様、白い壁、緑色のドアや窓枠、縦長の窓枠と小さなガラスを格子状に並べた窓のほかに、かやぶき屋根と玄関上の大きな切妻屋根といった特徴を持っています。

 

ワイナリ巡りだけでなく、ヨーロッパの雰囲気漂う町を散策するのもいいですよ。

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