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ストリップ ボ・カープ.jpg

ボ・カープ

ボ・カープ地区は、壁をカラフルな色で塗った家が並ぶ地域で、写真が旅行ガイドブックなどに掲載されるほど世界的に有名な場所です。

1652年にオランダ東インド会社がケープに入植したあと、移住したオランダ人たちがこの地区に住み始めました。その当時はケープダッチ様式という、白い壁、緑色のドアや窓枠、縦長の窓枠と小さなガラスを格子状に並べた窓、建物の前にテラス、といった特徴を持つ家が建てられました。

1800年代に入って、ケープはイギリスの植民地となり、1834年に奴隷制度が廃止され、それに反発したオランダ系住民はケープを捨て、内陸へと移り住み始めました。

また1804年にイスラム教が認められ、政治犯としてアジアからケープに連れてこられていたイスラム指導者がこの地にモスクを建設したことで、イスラム教に入信した元奴隷たちが集まり、空き屋になった家に住み始めました。

彼らは白い壁の家を思い思いの色に塗り替え、奴隷から解放された喜びを表しました。

カラフルな壁の色の背景に、どんな時代背景があったのかも思い巡らせてみてください。

 

※ボ・カープ地区は犯罪の多い場所です。訪れる際は現地のガイドに同行してもらう等、安全に気をつけて訪れてください。

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